餃子の歴史

2016年に中国の新疆ウイグル自治区で1700前に作られた餃子が見つかったことが報道され、世界中を驚かせました。
考古学者が発見したものは、保存状態が良く、原材料である小麦粉と肉を特定することができたほどなのです。
餃子の起源は中国だと言われていますが、新疆ウイグル自治区での発見により、歴史の深さに驚いた人もいます。
小麦粉の皮に様々な具を包み、加熱して食べる食べ物は、東南アジアには少なくありません。
中国では、紀元前600年頃の遺跡からも、餃子だと思われる食べ物の痕跡が発見されています。

中央アジアから中国に伝わったという説もありますが、真偽のほどはわかっていません。
日本では大人気のギョウザですが、日本で一般的に食べられるようになったのは、昭和初期の頃です。
長年中国にいて、その後日本に帰国した日本人が、中国で食べていた水ギョウザを自分の故郷である宇都宮に伝えたことで、日本全国に普及していったと考えられています。
日本に中華街ができると、様々なギョウザが知られるようになり、家庭で作られるギョウザのバリエーションも広がりました。
餃子の形は、三日月のような形をしているものが多いです。

これは、中国の民衆に使われていたお金が、半円形だったことに由来しています。
中国では、ギョウザはお正月にも食べるので、福を呼び込むと言われている縁起の良い形で作られていたのです。
ギョウザの中には、丸い形になっているものもありますが、これも、縁起の良い桃の形にしているのです。
ギョウザの形を見ても、生活に密着した食べ物として愛されてきたことがわかります。
中国では、地域によってもギョウザのタイプが違っています。

北の地域では、皮が厚い茹でた餃子が主食として食卓に上っています。
一方、南の地域では、蒸した小さなギョウザを軽食として食べることが多いのです。
日本でも、福岡では、スタミナが付くニンニクが多めに入ったギョウザが人気を集めています。
また、神戸では、神戸ならではの独自の焼いたギョウザが評判となっています。
日本では、焼いたギョウザが一般的ですが、中国では、茹でたギョウザや蒸したギョウザが一般的です。また、中国では主食としてギョウザを食べます。
日本でギョウザと言えば、宇都宮が有名で、宇都宮のギョウザは70年以上の歴史があります。日本で初めてギョウザを食べたのは、テレビドラマでも有名な、水戸藩の藩主だと言われています。